アラン・シアラー キャリア解説
著者:アルフレッド🏴 翻訳:ルナ🇯🇵
やあ僕だよ!
今日のこの公演では、歴史あるこのクラブの中でも最も有名なプレイヤーの一人であるアランシアラーのキャリアを振りかえるよ!
はじめに
アラン・シアラーだよ!
みんな知ってるでしょ?
彼のプレーを見たことない人でもプレミアリーグを見たことがある人なら名前は絶対見たことあるでしょ!
特に最上級の点取り屋がいるクラブの試合中継には頻繁に彼の名が画面に現れる。
なぜなら彼は25年以上もプレミアリーグの通算得点記録保持者として名を刻み続けているリーグレジェンドだからさ。
彼は一体どのような過程でニューカッスルの
そしてプレミアリーグのレジェンドプレイヤーになったのか
是非最後まで見ていってね!
キャリアの第一歩は赤色から
アラン・シアラーは、1970年8月13日にニューカッスル・アポン・タインで生まれた。
父親の勧めでフットボールを始め、学生の頃は路上でのプレーを楽しんでいたそうだ。
当初は、ミッドフィールダーのポジションでプレーしていた。
「最もフットボールに関われるから」という理由で選んだそうだ。
そんな彼は学校対抗のアマチュア大会でキャプテンとしてプレーしていたところをサウサンプトンのスカウトに発見され、1886年にユース契約を結ぶことになった。
プレミアリーグ、そしてニューカッスルユナイテッドの最多得点者としてその名が刻まれている彼だけど
彼のプロキャリアの第一歩を踏み出した場所はサウサンプトンだったんだ。
2年間サウサンプトンのユースで過ごし、1988年3月26日にプロデビュー!
デビューして間もなく、彼はアーセナル戦に出場し、ハットトリックを達成する!
17歳240日でのハットトリック達成。
これは当時のブリティッシュフットボールのトップディビジョン史上最年少記録だった。
この年齢で、しかもアーセナル相手にハットトリックをかました彼に、サウサンプトンのサポーターは恋をした。
なんだけど
そんな派手なデビューを飾って以降の4年間
彼がリーグ戦で奪ったゴールはたったの10ゴールだけだった。
それでも彼はサポーターに愛され続けていた。
何故か。
彼のプレーがアーティスティックだったからさ。
今では世界最高のストライカーとして名が知れ渡っている彼だけど、サウサンプトン在籍時はチャンスメイカーとしてプレーすることが多く、その創造性豊かなプレーはファンの心を掴み続けたんだ。
点取り屋としての目覚め
そんな中迎えたサウサンプトンでの5年目のシーズン。
遂に点取り屋としての才能が開花し、リーグ戦で13ゴールをゲット!
この活躍が認められ、イングランド代表にも召集された。
この頃からイングランド全体で彼の名前が知られるようになり、冬のマーケットではマンチェスターユナイテッドを始めとする国内上位クラブへの移籍がマスコミで強く報じられるようになった。
彼はこれらの誘惑を断ち切り、このシーズンは最後までサウサンプトンのプレイヤーとしてプレーを続けると誓ったんだ。
かっこいいよね!
宣言通り、5年目のシーズンをサウサンプトンで終えた
世界最高へと成長したブラックバーン時代
翌年の1992年
ブリティッシュフットボールに新たなリーグが爆誕した。
そう、プレミアリーグだね。
シアラーはこのタイミングでブラックバーン・ローヴァーズというクラブへ360万ポンドで移籍することになった。
これは当時のブリティッシュフットボールの中で最も高額な取引だった。
ブラックバーンに移籍した最初のシーズン
創造的なプレーをしながらも得点を量産するという非常に高難度なプレーを求められていたシアラーは
シーズン途中で怪我をしたこともあり、21試合しか出場することが出来なかった。
にも関わらず16ゴールを記録!
この活躍っぷりを見たブラックバーンのサポーターたちは「1年間稼働し続けることが出来れば30ゴールも夢じゃない」と叫び続けた。
そしてその叫びは翌年現実のものとなった。
アラン・シアラーは2年目の1993-94シーズンには31ゴールを挙げた!
それだけじゃない
チームをプレミアリーグ準優勝に導いたんだ!
この当時ニューカッスルに所属していたアンディー・コールがこのシーズンに34ゴールも獲ってしまったため得点王にはなれなかったけど、アラン・シアラーという男が世界で最も優れたストライカーの一人であることを世間に示すことが出来たシーズンとなった。
3年目の1994-95シーズンからはクリス・サットンとの最強コンビを結成!
昨年のアンディー・コールがマークしたゴール数と同じ34ゴールを獲得し、ブラックバーンのプレミアリーグ優勝に貢献したんだ!
サットンとのコンビは
Sutton And Shealer、この頭文字を取ってSASと呼ばれて愛された。
Tシャツとかも作られたよ!
僕は持ってないけどねw
このシーズンでシアラーが獲得した34ゴールという数字は、シーズン最多得点というランキングで
アンディーコールと並んで25年以上も頂点に君臨することになる。
みんなご存じの通り
この記録は2023年にハーランドという怪物が36ゴールを記録したことで塗り替えられてしまうんだけどね。
シアラーは34ゴールをマークしたこのシーズンで、イングランド国内でプレーする選手が受賞対象となっているPFA年間最優秀選手賞を獲得した!
そんなシアラーの勢いは留まるところを知らず、翌年も31ゴールを獲得し、再びプレミアリーグの得点王に輝き、ブラックバーンを去った。
点取り屋シアラーのキャリアハイ
アラン・シアラーといえばニューカッスルのレジェンドとして、そしてシーズン最多得点者として世界中で有名な選手だけど、この国では彼のことをブラックバーンレジェンドと呼ぶ地域もある。
それも当然のことで、彼が持つリーグ戦でのシーズン最多得点記録はブラックバーン時代のものだし、クラブをプレミアリーグチャンピオンにも導いているんだもん。
在籍した4年間でプレミアリーグに138試合出場し112ゴールを獲得。
レジェンドの名にふさわしい活躍っぷりさ。
最近プレミアリーグを見始めた人にとっては聞きなじみのないこのブラックバーンというチームは、シアラーがいたこの当時はバチクソに強かったんだよ。
初年度は4位
2年目は2位
そして3年目に優勝
すごいでしょ?
それ以降は今日に至るまでリーグトロフィーを掲げる事はできていないし、17/18シーズンでは3部でプレーすることを強いられたりもした。
それでも彼らは歴としたプレミアリーグチャンピオンとしてこの国にその名を刻んでいる。
このチームもいずれ紹介できたらいいね。
もし、みんながお友達とアラン・シアラーについて語るときがあったら「ああブラックバーンレジェンドな」って言うんだ!
「ブラックバーン知ってる?プレミアリーグチャンピオンなんやけど」って言うんだ!
そうするだけでプレミアリーグの全てを知っている人間だと相手に錯覚させることができる。
これに何の意味があるのかは不明。
世界最高額で故郷へ帰還!
さて、僕の最高にクールなブリティッシュジョークを挟んで
次に話すのはニューカッスルのアラン・シアラーだよ。
ブラックバーンでの最後のシーズンも得点王として過ごし、シーズン終了後にはユーロ96にも参加したアラン・シアラーの元にはマンチェスター・ユナイテッドやレアル・マドリーといった最強クラスのクラブから強い関心が寄せられていた。
世界最高のストライカ―なんだから当然だね。
しかし、ブラックバーンとシアラーはこれらの有名なクラブからのオファーを全て断った。
彼が最終的に選んだクラブは自信の生まれ故郷にあるニューカッスル・ユナイテッドだった。
1996年7月30日、当時の世界最高移籍額となる1500万ポンドでニューカッスルに加入した。
この当時ニューカッスルの監督を務めていたのが
そう
ケヴィン・キーガン!
憧れのキーガンとの共演
この公演で散々語っている彼の外れ値っぷりは
シアラーの人生にも大きな影響を与えている。
ニューカッスル・アポン・タイン出身のシアラーにとって
キーガンは憧れの人だった。
憧れの存在が監督を務めていたということもあり、シアラーはニューカッスルに移籍することを決断。
大変大きな期待を背負って故郷に帰ってきた世界最高のストライカーアラン・シアラー
彼は憧れのキーガンが作り上げたエンターテイナーズに素早く馴染むことに成功し31試合で25ゴールも決め、3年連続のプレミアリーグ得点王に輝いた!
シアラーはこのシーズンを含め10年もの長い期間、白黒のストライプを着てプレーすることになるんだけど、残りの9年間でこのリーグ戦25ゴールという数字を超える事はできなかった。
「点を取る」
という点にのみフォーカスして彼を評価するなら1年目がいちばん良かったんだ。
引退までの道中には大怪我もあった。
リーグ戦の半分を欠場しなければならないほどのね。
キャリア最終盤には選手権コーチとして活動する姿も見られた。
彼は2005年に引退を表明したんだけど、その当時クラブを指揮していたグレアム・スーネス監督の説得や、サポーターから寄せられる熱い願いもあり、次のシーズンも選手兼コーチとしてプレーすることを選んだんだ。
熱い男だ。
そのような最後のシーズンでも世界最高のプライドを持ってプレーし、リーグ戦で10ゴールをマークし、選手キャリアにピリオドを打った。
積み上げ続けたゴール
ニューカッスルに在籍した10年間
毎シーズンクラブの最多得点者として名を刻み続けた。
コツコツとゴールを積み上げ続けてたどり着いたゴールの数は206
ジャッキー・ミルバーンさんが持つクラブ最多得点記録を塗り替えた。
素晴らしいプレーを10年もの間続けたわけだけど、この期間にニューカッスルがトロフィーを掲げる瞬間というのは一度も訪れなかった。
プレミア得点王になったシーズンでさえ2位に甘んじた。
それでも彼は
彼のプレーは
彼が故郷に向けている熱い想いは
ストライカーとして
クラブレジェンドとして
1人の人間として
ニューカッスルの人々から愛されている。
以上
プレミアリーグレジェンド
アラン・シアラーの選手キャリア紹介でした。
おわりに
いかがだったかな?
今日のこの公演で皆に覚えていてほしいことは3つ
シアラーがプロキャリアをスタートさせたのはサウサンプトンだったということ。
ストライカーとしての最盛期はブラックバーンのときだったってこと。
最後に、アラン・シアラーという男は故郷に対する愛が深く、そんな彼をニューカッスルの全ての人たちは愛しているということ。
昨年ハーランドがシアラーのシーズン最多得点を塗り替え、プレミアリーグの通算得点記録を狙うハリー・ケインもイングランドを離れてしまったため、これからはテレビでシアラーの名前を見る機会は少なくなるかもしれない。
それでも、プレミアリーグで彼が刻んだ伝説は、僕たちフットボールファンのなかで永遠に生き続ける!
というところでシアラーのキャリア紹介公演はおしまい。
ニューカッスル公演は次が最後だよ。
最後の公演では、最近お騒がせした買収問題についてお話ししようと思う。
この問題にはたくさんのファンタジーな憶測が飛び交ったよね。
その結果、状況を正確に把握することが困難になってしまった。
だから僕が分かりやすく解説することにした!
楽しみにしててね!
それでは今日の公演に幕を下ろそう。
今日も最後まで見てくれてほんまぐらしあす!
また次の公演で、ちゃお!
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