EURO2024

【EURO2024】セルビアVSイングランド戦レビュー 世界最高のMFベリンガムの圧巻パフォーマンスによりイングランドが辛勝

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著者:アルフレッド🏴󠁧󠁢󠁥󠁮󠁧󠁿 翻訳:ルナ🇯🇵

セルビアが誇る屈強な戦士たち

希望を与えた45分

勝った!
勝ったはいいが、この90分僕たちはとても苦しめられた。

前半13分に右サイドバックのカイル・ウォーカーからサカへ見事なスルーパスが渡り、そのサカがボックス内に放り込んだボールは運よくジュード・ベリンガムの頭に吸い込まれて得点が生まれた!

このまま押せ押せムード化と思われたこのゲームだけど、セルビアは先ほどのゴールは存在しなかったかのような態度で、僕たちに度胸ある突撃を何度も仕掛けてきた。

世界最高のストライカ―であるハリー・ケイン。
彼が前半の45分でボールに触れた回数はわずか2回
僕たちのゴールマシーンは完全に通行止めを食らっていた。

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その結果、イングランド代表は前半で1点しか奪えず、セルビアに希望を持たせた状態で後半に入ってしまった。

精神を安定させるスキル

案の定、後半はセルビアによる物凄く激しい攻撃を浴びることになった。
後半のシュート本数はイングランドが2、セルビアが4。
セルビアにビッグチャンスと呼べるだけの状況を作らせなかったけど、1点差だったということもあり生きた心地がしなかった。

セルビアの選手達は皆屈強だ。
センターバックのミレンコビッチとパヴロビッチは195cmの長身。
前線にはミトロビッチやブラホビッチ、ミリンコビッチ・サビッチといった身体の芯が太い選手達が揃っている。
ハイボールになったら分が悪い。

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いつ何時競り負けてゴールネットを揺らされてもおかしくない状況で、僕たちは45分間も耐え忍んだんだ。
僕たちはこの結果をもっと評価するべきだ。

今日のこの後半は精神的に物凄く負担がかかった45分だったけど、終わってみると間違いなく自信になる、次につなげられる時間だっだ。
0で終われたからこそ言える言葉だけどね。
でもEUROのような苦しい大会を戦い抜くためには、都合よく考えられる場面を積極的に見出し、精神安定剤として活用させていくスキルというのは必須だ。
わざわざネガティブに考える必要なんてない!
堂々と戦い、苦しい中でも勝ちをもぎ取ったんだ!!!

スリーライオンズの壁

セルビアが誇る屈強な戦士たちによる猛攻を凌いだ僕たちのディフェンス陣は正当な評価を受けるべきだ。

この試合、スリーライオンズの壁役として選ばれたのはジョン・ストーンズマーク・グエヒ

ストーンズは今シーズン、マンシティで多くの時間をベンチで過ごした。
そのため、この試合で活躍するための準備が出来ていないのではないかと言われていたんだ。
実際、今日の彼のプレーはたいして良くはなかった。

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だけど、シーズンでピッチに立つ時間が少なかったことと、今日の対戦相手が体の線が細いストーンズにとって天敵とも呼べるようなガタイの良い選手ばかりだったという点を鑑みると、少なくとも及第点以上の評価は与えられるべきだ。

相方のグエヒも、「マグワイアの穴を埋めた」と言えるだけのパフォーマンスには至らなかったけど、ミトロビッチやブラホビッチといった優秀なフォワードを懸命に抑え込み、イングランド代表のCBとしてふさわしいプレーをしてくれた。

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国民は、今日彼らが成し遂げたことに対して、正当な評価を下す努力をするべきだ。

プレミアの顔となった男の宿命

今日、左サイドに配置されたフィル・フォーデンのプレーがあまりよくなかった。

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良くなかったと言っても並のプレーはしてくれていた。
良くもなく悪くもなく、並のプレイヤーなら及第点を与えられるくらいの出来だ。

でも君はフィル・フォーデンだろ?
世界一注目度も競技レベルも高いと言われているプレミアリーグで年間最優秀選手に選ばれたフィル・フォーデンだろ?

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そんな君が、チームに良い影響も悪い影響も与えないプレーをして誰が満足するだろうか。

今このチームで最も注目されているのはお隣のベリンガムかもしれない。
でも彼の力だけでこのEUROを勝ち抜くなんて無理だ。
イングランドの象徴となった君がこの国を引っ張るプレーをしなくてどうするんだ?

若い若いと言われていた君も24歳。
プレー経験も実績も十二分にある。

並のプレーでは評価を得ることはできない。

それがプレミアの顔となった君の宿命だ。

MOM

僕はこの試合のMOMにジュード・ベリンガムを推すよ。

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ゴールはもちろん、華麗にボールを捌いて常に複数の選択肢を持った状態でプレー
パスのドリブルも高品質。

セルビアの選手たちは彼をファールで止めることを強いられた。

チームがボールを奪われたら気迫あふれるプレスで相手に圧力をかける。

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あの気迫を纏ったジュードは、セルビアが誇る屈強な戦士よりも大きく見えた。

彼はこのチームの心臓。
今日のこの試合、「もし彼がいなかったら」なんてことを時のことを考えると背筋が凍る。
それだけこのチームには欠かせない存在になっている。
そもそも、彼はここにいるのだから何も恐れる必要なんてないんだ。
ネガティブな僕の心よ、成仏しておくれ。

驚くべきことに彼はまだ20歳だ。
バロンドールも近い将来取るだろう。
もしかしたらそれは今年の出来事になるかもしれない。

出場選手一覧

セルビア代表🇷🇸

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ポジション背番号名前
GK1プレドラグ・ライコビッチ
DF2ストラヒニャ・パヴロヴィッチ
DF4ニコラ・ミレンコビッチ
DF13ミロシュ・ベリコビッチ
MF6ネマニャ・グデリ
MF11フィリップ・コスティッチ
MF14アンドリヤ・ジヴコヴィッチ
MF20セルゲイ・ミリンコビッチ・サビッチ
MF22サシャ・ルキッチ
FWドゥシャン・ブラホビッチ
FW9アレクサンダル・ミトロビッチ
イングランド代表🏴󠁧󠁢󠁥󠁮󠁧󠁿

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ポジション背番号名前
GK1ジョーダン・ピックフォード
DF2カイル・ウォーカー
DF5ジョン・ストーンズ
DF6マーク・グエヒ
DF12キーラン・トリッピアー
MF4デクラン・ライス
MF8トレント・アレクサンダー・アーノルド
MF10ジュード・ベリンガム
FW7ブカヨ・サカ
FW11フィル・フォーデン
FW9ハリー・ケイン

イングランド代表の試合日程

試合日カード
2024/6/17(月) 4:00第1節セルビア🇷🇸● vs イングランド🏴󠁧󠁢󠁥󠁮󠁧󠁿○
2024/6/21(金) 1:00第2節デンマーク🇩🇰 vs イングランド🏴󠁧󠁢󠁥󠁮󠁧󠁿
2024/6/26(水) 4:00第3節イングランド🏴󠁧󠁢󠁥󠁮󠁧󠁿 vs スロベニア🇸🇮
イングランドセルビアデンマークスロベニア勝ち点
イングランド🏴󠁧󠁢󠁥󠁮󠁧󠁿3
セルビア🇷🇸0
デンマーク🇩🇰1
スロベニア🇸🇮1

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