クラブレジェンド
次はクラブレジェンド
歴史が長いだけにたくさんのレジェンドが存在するんだけど、これから歴史を語るときにとても重要な役割を担った選手をサクッと3名紹介するね。
まずはジャッキー・ミルバーン
彼は第2次世界大戦中にニューカッスルと関わりを持つとても重要な人物だ。
脚力がありスピードとパワーが外れ値の領域に達していたプレイヤーだよ。
2人目はケヴィン・キーガン
彼はこのクラブに選手としては2年しか在籍しない。
それでも彼はこのクラブで一番の主人公だ。
全てのニューカッスル公演を見終えたとき、みんなは彼のファンになってる。
言い切ってもいいね。
彼が選手時代に勝ち取った世界最高の称号さえオマケに思えるほど、ニューカッスルで作り上げた物語は美しいものなんだ。
そして最後は、お馴染みアラン・シアラー
元プレミアリーグ最多得点保持者だね。
日本では一番有名なニューカッスルのクラブレジェンドが彼なんじゃない?
彼はクラブを飛び越えてプレミアリーグレジェンドとも言える選手だ。
シーズン後半になると必ずテレビに名前が出る選手だし、彼の名前とたくさんゴールを獲ったという実績を知っている人は多いんじゃないかな。
彼のキャリアについてはクラブの歴史を紹介し終えた後に一幕まるまる使って解説しようと思う。
ダービーマッチ
さて、本日最後にお伝えする基本情報はダービーマッチ!!
みんなはブリティッシュフットボールのダービーマッチといえば何を思い浮かべる?
マンチェスターダービー?
マージーサイドダービー?
なんちゃらロンドンダービー?
ノンノン
ブリティッシュフットボール博士を名乗りたいならそれだけじゃ足りないよ。
ニューカッスルにはライバル関係にあるクラブが複数存在している。
今日はその中から特別歴史が長く、ブリティッシュフットボールの象徴とも呼べるダービーである、ニューカッスルとサンダーランドの戦い
タイン・ウェア・ダービーをみんなに紹介する。
今日はこのダービーだけでも覚えて帰ってほしい!
タイン・ウェア・ダービーはブリティッシュフットボール史の中で様々なドラマを生んできた。
これまでにリーグ戦とカップ戦合わせて157回以上の対戦が行われており、ダービーと呼ぶにふさわしい戦績を残している。
その内訳は2024年4月現在
サンダーランドが53勝
ニューカッスルが54勝
引き分けが50回
アツすぎでしょ!!!
バッチクソに拮抗した戦績を持っているこのタイン・ウェア・ダービーは、ただのフットボールの試合以上の意味を持つ。
これは
伝統!
誇り!
そしてコミュニティのアイデンティティをかけた戦いなんだ!!!
ごめん
テンションを上げ過ぎたせいか眩暈がしてきた。
少し落ち着くことにする。
ニューカッスルとサンダーランド
この2クラブの対立
そのルーツはイングランド内戦の時代にまで遡らないと見つけることができない。
さらにはジャコバイトの反乱や産業革命などでその亀裂は深まった。
商業や政治の競争といったスポーツとは全く関係ないところで両者の関係は悪化。
命をかけてやり合う時代などもあった。
英国の歴史の深いところに根ざしているんだ。
そしてその関係はフットボールにも飛び火する形で引き継がれていく。
このダービーが引き起こす熱狂の中には、時に暴力的な行動が伴うこともあり、過去にはピッチの侵入や街中でのサポーター間の衝突が引くくらい頻発していた時期もあったんだ。
これらの出来事は、このダービーが2クラブのサポーターにとってはスポーツ以上の意味を持ち、人々のアイデンティティに深く関わっていることを示している。
あまり褒められたことではないけれどね。
どう?凄い戦いでしょ?
ジャコバイトの反乱や産業革命について語り始めるとフットボールを語る公演から政治を語る講義に変わっちゃうからこの辺りは割愛させてもらったよ。
もし、フットボール関連以外でもイギリスの歴史や政治について興味を持ってくれた人は個別で検索をかけて学んで頂ければ幸いだ。
このダービーを少しおさらいしよう。
この二つの都市は商業や政治においてもライバル関係にあり、その情熱が、エキサイティングなスポーツであるフットボールにも引火する形でこのタイン・ウェア・ダービーというのは生まれた。
生まれたというよりかは場所を変えてその熱が具現化したっていう言い方のほうが正しいかな。
そして、このダービーから生まれる勝敗というのはフットボールの勝ち負け以上の意味を持ち、バチクソに熱くて人間臭く、ブリティッシュフットボールを象徴する最高のダービーである。
これだけ覚えていてくれたら十分さ。
あとオマケ情報を一つ。
イングランド北東部に位置しているサンダーランドとニューカッスル・アポン・タイン
この2つの都市は20kmしか離れていない。
だから、タイン・ウェア・ダービー旅行するのも容易だよ!
自転車でも1時間くらいで行けるんじゃないかな。
なんちゃらロンドンダービー旅行よりかは見どころは少ないかもしれないけど、ニューカッスルとサンダーランドのファンならタイン・ウェア・ダービー旅行一択でしょ!
なに?英語が分からない?
大丈夫大丈夫!
ここは方言が独特かつ結構激しいからむしろ喋れる人の方が困惑するまである。
パッションで語り合えばいい!
おわりに
以上がニューカッスルユナイテッドの基本情報だよ。
いかがだったかな?
今日の情報はこれからニューカッスルの歴史を読み解く際のカギとなってくれると思う。
特にタインウェアダービーとケヴィン・キーガン
これから始まるニューカッスルの長い旅
その中で掴みかける光の前に、サンダーランドは幾度となく立ちふさがることになる。
そしてキーガン
彼はクラブが窮地に立たされたときには必ず姿を表す本物のヒーロー。
第二幕からはそんなわくわくするような物語を持ったニューカッスル・ユナイテッドの創設期から第2次世界大戦の1940年頃までの歴史を紹介するよ!
お楽しみに!
それでは今回の公演はここまでにしよう。
今日も最後まで見てくれてほんまぐらしあす!
また次の公演で、ちゃお!